ベルギービール「CHIMAY RED(シメイ・レッド)」は栄養満点!?

ベルギービール「CHIMAY RED(シメイ・レッド)」は栄養満点!?

商品概要紹介

今回レビューする「シメイ・レッド」は、シメイシリーズの中では一番古いビール。ベルギーの修道院で醸造されている、歴史あるビールです。さて、味はいかほど!?

基本データ
値段:1本あたり567円(税込)
内容量:330ml
アルコール:7%
IBU:-
ビアスタイル:トラピストビール
国:ベルギー

醸造しているスクールモン修道院とは?

1850年の夏に、修道士たちによってベルギーのシメイ近くにあるスクールモントの一角に設立された修道院です。ビールの醸造が始まった1862年以来、貧しい人々の雇用の拡大を目指しさまざまな経済活動を展開しました。のちにチーズの製造も行われるようになります。

スクールモン修道院の理念として、
■売上からの収入の大部分は社会貢献のために使われる
■製品の適度な消費量に対して特に注意を払っている
■製品を作るために働くすべての人々の尊厳は守られ評価される
■使用される材料はすべて天然のものであり正しく管理されている
ということが公式に掲げられています。

シメイ 公式サイト

トラピストビールってどんなビアスタイル?

トラピストビールとは、製法や味によって定義されたビアスタイルではなく、カトリック系の一派トラピスト会が承認した修道院内で造られたビールの呼び方になります。
(承認された修道院は世界で11ヶ所だけ、そのうち6ヶ所がベルギーにあります)

そして以下3つの基準をクリアしなければ、トラピストビールと名乗れません。

①トラピスト会修道院の修道士が自ら醸造 or 修道士の監督の元で醸造されたものであること
②修道院の敷地内の醸造所で醸造されていること
③販売は営利目的で行ってはならず、収益は修道院の改修工事などの運営費用に充て、残額は慈善団体に寄付すること

この基準を満たした商品にのみ「Authentic Trappist Product」の文字の入った六角形ロゴマークが印刷されたラベルを使用できます。

トラピストビールの色や味は様々ですが、全体的にアルコール度数が高めであり、「濃厚な味わいと華やかな香り」が特徴です。

「CHIMAY RED(シメイ・レッド)」のコンセプト・パッケージについて

コンセプト

シメイの一番古い商品であるシメイレッド。
銅色で甘くフルーティーな味わいが、ダークエールを一層美味しいビールへと彩っています。

出典:https://chimay.com/en/bieres/rouge/

パッケージ

若干濃いめの赤のラベルにゴールドのエンブレムと「CHIMAY」の白文字。
シンプルで着飾っていない雰囲気のある、まさにオーセンティックなパッケージです。
瓶にも格式高い感じのフォントで「スクールモン修道院(アルファベットで)」とエンボス加工が施されています。
公式サイトを見ると、本来は「CHIMAY RED」ではなく「CHIMAY ROUGE」という商品名のようです。(ベルギーはフランス語が公用語の一つ)
ルージュ、とってもおしゃれですね。
もちろんトラピストビールの証である六角形のロゴマークもちゃんと印字されている!

そして裏のラベルには、一般的にビールを飲むときに用いられるタイプのグラスに、まさかの×印が…!
ワイングラスのようなグラスで香りを楽しめるよう聖杯型(カトリックも相まってなお◎ですね)のグラスが推奨されていますので、裏ラベルのチェックもぜひお忘れなく!

「CHIMAY RED(シメイ・レッド)」を飲んでみた感想

苦味★★★★
酸味★★★
コク★★★★
香り★★
のどごし
編集部感想

このシメイレッド、ホップ由来の匂いが強く色も濃いので、飲む前から濃厚そうな印象。
飲んでみれば一口目からとっても苦い!フルーティーという風にボトルのラベルには書いてあるけれど、苦味が強いので所謂「フルーティーなビール」という印象は受けませんでした。
とりあえず苦味が先に来るので、ビールの香りをあまり感じないような…。
(これはもしかしたら、前述の通りバツがついたタイプのグラスで飲んでいるからかもしれません。聖杯型がなくて、ごめんなさいと思いながらこのグラスで飲みましたが、グラスの形も大事ですね…。ご注意下さい!)

まあ、フルーティーというと「じゃあ飲みやすいかな?」というイメージを持ちやすい(のは私だけでしょうか?)とも思いますが、味が濃くどっしりしているので、ビールをサラッと飲みたい方にとっては好みがはっきり分かれるかもしれません。
ビール初心者や、ビールの苦味が苦手な方もご注意下さいね!

ビールといえば「とりあえず一杯」のような固定概念がありますが、このシメイレッドは軽いスナックと一緒に飲むというよりかは、しっかりしたお料理(お肉料理など)と一緒に飲む感じ。

それにしても、飲み進めれば飲み進むほど味の濃さと甘みも口に残ってくるしアルコールも効いてくるし、なんだか只者ではない感が。液体だけど、存在感がすごい。
徐々に「なんでこういう味にしたんだろう」という疑問がふつふつと湧いてきました。

ということで調べてみたら、歴史的背景を知って合点がいきくことになります。

『中世のヨーロッパでは、安全に飲める綺麗な水を入手するのは困難だった。そこで、酵母の発酵に必要な熱処理や殺菌効果のあるアルコールとホップを加えて造られるビールはとても安全性が高く、そして保存もきくことから人々は水分補給の一つとして親しまれるようになる。ビールは栄養価もあることから「液体のパン」と呼ばれ、厳しい断食期間のあるキリスト教の修道僧もビールだけは栄養補給として摂取することが許された』

なるほど、だからこのベルギーのビールは、味もアルコールもしっかり効いているのか!
このシメイレッドはシメイの商品では一番古いものなので、ビール造りの根源に特に影響を受けているのかもしれませんね。実際に修道士さんにインタビューしてみたいものです!

こんなビールを飲んで昔の人は栄養補給していたのかなと思うと、シメイレッドを飲むことでとっても興味深い経験をした気がします。
そんな追体験をあなたもぜひ!

「CHIMAY RED(シメイ・レッド)」はどこで買える?

Amazon・楽天等のオンラインショップでご購入いただけます。

CRAFT BEER TIMES 編集部
この記事を書いた人
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