バーレイワインってどんなビール?オススメの銘柄は?

バーレイワインってどんなビール?オススメの銘柄は?

熊倉
熊倉

こんにちは!
冷蔵庫の中のビールが減ってくるとメンタルが不安定になるCRAFT BEER TIMES編集部の熊倉です。

バーレイワイン
その名前を聞いた時、あなたはどんな飲み物を想像しましたか?
名前の通りに考えればブドウを原料にした「ワイン」を思い浮かべてしまいがちですが、実はこれビールの一種なんです。

バーレイワインはビールの中でもかなりフルボディで、高級感溢れる味わいが特徴のビアスタイルです。普通のビールには感じられないような何とも言えない幸福感を味わうことができます。

バーレイワインは特別なビールなので、酒屋さんの店頭などでも目にする機会はそう多くは無いかと思います。
名前は知っているけど実は飲んだことがない…と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

というわけで今回はこのスペシャリティなビール、バーレイワインについて解説していきたいと思います。

  • バーレイワインってビールなの?
  • どんな特徴があるの?
  • 飲むならどの銘柄が良いのか知りたい

このような疑問を解決する内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
それではどうぞ!

バーレイワインの概要

バーレイワインの概要

バーレイワインはイギリスで生まれたリッチで高級感のあるビアスタイルです。
バーレイとは大麦を意味しますので、バーレイワインとは「麦のワイン」と訳すことができます。

通常の倍量以上のモルトとホップが使われ長期熟成が施されるバーレイワインは、年代物のワインやブランデーのような深い味わいと複雑な香りを持っています。

バーレイワインというビアスタイルが生まれたのは20世紀初頭ごろですが、もともとバーレイワインに似たビールはイギリスでつくられていました。
「オールドエール」や「ストロングエール」と呼ばれるビールがそれにあたり、濃度の高い麦汁で仕込まれたコク深い味わいと強いアルコール度数が特徴です。
これらのビールは20世紀に入ってからそのアルコール度数の高さと力強い味わいから、ワインの特徴と重ねられてバーレイワインと呼ばれるようになりました

イギリスでハイアルコールのビール造りが盛んになった背景には諸説あります。
ビールを劣化から守るため、他の醸造所との差別化のため、ワインに代わるお酒を麦で作ろうとした、寒冷地への輸出向けにつくられた、などが挙げられますが、このどれかが重なり合った結果バーレイワインが生まれたのかもしれません。

バーレイワインの特徴

バーレイワインは通常のビールよりも原材料が贅沢に使われており、手間暇かけて生産されています。そんなバーレイワインにはどのような特徴があるかをここでチェックしていきましょう。

落ち着きのある深い濃色の外観

バーレイワインの特徴

バーレイワインの色合いは濃い琥珀色からダークブラウンくらいまでの濃色です。
濃度の高い麦汁が仕込みに使われるためそもそものビールの色合いは濃く、さらに長期熟成が行われることによってビールは次第に色味を増していきます。

バーレイワインは熟成の段階でバーボン樽やシェリー樽が使われることも多く、その樽から抽出される色素によっても外観は変化します。
バーレイワインの深い色味は熟成の長い年月を物語っているのです。

熟成によって生まれる複雑な香りと味わい

バーレイワインの特徴

バーレイワインは熟成させることによって、プルーンやカラメル、蜂蜜などの甘みやハーブ、スパイス、ナッツなどの多様な香りが生まれます。

通常のビールは完成してから数週間ほど熟成されることが多いですが、バーレイワインの場合は半年以上の熟成期間を経ることがほとんどです。
その熟成の方法はシャンパンの製法である瓶内二次発酵や、ウイスキーやシェリー酒の木樽で熟成を行うなど、複雑な味わいと香りを生み出すための様々な手法が取り入れられています。

また、発酵にはビール酵母だけでなくワイン酵母が使われることもあり、これもまた高いアルコール度数と多様な香りを生み出す要因の一つにもなっています。

ヴィンテージビール

バーレイワインは熟成ビールなのでヴィンテージが存在します。
ヴィンテージとは当たり年のワインから生まれた言葉で、価値の高い古いモノや商品などのことを指します。

ビールは通常フレッシュさが売りの飲み物ですが、ことバーレイワインに関しては数年間の熟成が可能です。
同じ年につくられたバーレイワインでも、熟成させることによってその味や香りは徐々に変化していきます。

バーレイワインはビールの世界においてヴィンテージを楽しむことができる数少ないビアスタイルのうちの一つなのです。

バーレイワインの楽しみ方

バーレイワインはかなり特殊なビールであることがわかりましたね。
ではそんなバーレイワインをしっかりと味わうにはどのようにすればいいのでしょうか?
次に、覚えておきたいバーレイワインの楽しみ方をご紹介していきます。

大振りのグラスで温度変化を楽しむ

バーレイワインは非常に豊かで複雑な香りと味わいがあります。
ですのでいつもビールを飲むときのグイっと飲み干したくなる感覚を押さえて、チビチビと少しずつ楽しみましょう。

ビールを注ぐグラスもタンブラーやジョッキではなく、チューリップグラスのような胴が膨らんで口がすぼまったタイプを選ぶのがマストです。

飲むときは少し冷えたくらいの温度からグラスに注ぎ、立ち上がる香りや味わいがだんだんと変化していくのを楽しみましょう。
一般的に温度が低い状態では柑橘類やハーブの香りが強く、温度が高まるとモルトの厚みやフルーツの甘みを感じ取りやすくなります。

熟成させてみよう

バーレイワインは長期熟成に耐えうるビールです。

もちろんブルワリーからリリースされる前にも十分な熟成期間は取られていますが、さらにその後寝かせられるだけのポテンシャルをバーレイワインは秘めています。
一般的なバーレイワインの賞味期限は5年程度で、中には10年以上持つものも多々あります。

バーレイワインは熟成を進めることによって色はより濃色を帯びてゆき、感じ取れる香りや味わいの複雑性が増し、口当たりはまろやかになっていくのです。

お気に入りのバーレイワインを見つけたら、数本まとめ買いをして何年後かにヴィンテージ飲み比べをするのも楽しみ方の一つです。

いつもと少し違うおつまみを

爽やかなピルスナービールやペールエールとは違い、バーレイワインには複雑でコクのある深い味わいがあります。
そのため、合わせるおつまみは定番のものとは違うものを選んだ方が良いでしょう。

バーレイワインの味わいはワインやブランデーに通じるものがあります。ですので、チョコレートやドライフルーツなどの甘いものや、ナッツやビーフジャーキーなどの乾き物が良く合います。

メインのお料理と合わせる場合は、苦味が際立ったバーレイワインには脂の乗ったお肉料理を、モルトやフルーツの甘さが特徴のタイプにはコクのある煮込み料理などとペアリングしてみてください。

CRAFT BEER TIMES編集部が選ぶオススメのバーレイワイン5選

最後はおすすすめのバーレイワインをご紹介します!

どれも濃厚な風味に心も体も酔いしれてしまうものをピックアップしましたので、ぜひお試しください!

バーレイワインは限定商品であることが多いので、発売時期は要チェックです!

1. サンクトガーレン「el Diablo」

悪魔の名を冠するリッチで濃密なコクを楽しめるバーレイワインです。
複雑な蜜のような香りとコク、濃厚な甘味と苦味のバランスが優れた一本!
ボジョレヌーボー解禁と同じく毎年11月の第三木曜日に発売となります。

2. ヤッホーブルーイング「ハレの日仙人」

半年以上の熟成を経てリリースされる贅沢なビールです。
カラメルやレーズンの甘美な香りと、まろみのある口当たりはさながら高級ワインのよう。

3. 那須高原ビール「ナインテイルドフォックス」

九尾の狐がモチーフとなっているヴィンテージビールシリーズ。
1998年から毎年リリースされており、複雑でまろやか、それでいて濃厚な熟成ビールの粋を堪能できます。

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4. スワンレイク「バーレイ」

通常のビールの倍量の原材料を使い、1年熟成させたバーレイワイン。
落ち着きのある琥珀色の外観と、豊かなモルトの甘味と熟成によって生まれた様々な香りが特徴です。

5. シエラネバダ「ビッグフット」

1983年から発売されている歴史の長いバーレイワイン。
甘みと苦味の刺激が感じられながらもスムーズな飲み口で、ドライフルーツの甘さと松の風味の長い余韻が感じられる珠玉の一本です。

まとめ

今回は普通のビールとはひと味違うバーレイワインについてご紹介させていただきました!

最後に今回の記事のポイントまとめです。

  • バーレイワインは熟成された深みのあるリッチな味わいがある
  • イギリスがフランスのワインを真似て麦でワインをつくったとことでバーレイワインは生まれた
  • バーレイワインはいつものビールと違い、熟成させてゆっくりと楽しむもの

バーレイワインは普通のビールと比べて値段が高くなりがちですが、それに見合うだけの品質を持っています。
熟成されたモルトとホップが醸し出す高貴な味わいは、ワインやウイスキーなどほかのお酒では味わえないビールだけのものです。

次になにかお祝いごとがあったときには、ぜひバーレイワインで祝杯をあげてみてください!ビール好きなあの人へのプレゼントにも最適ですよ!

それではまた!

熊倉
この記事を書いた人
熊倉
1993年生まれ、酒屋勤務、新潟市在住。いろいろお酒を飲むけどいつもビールに戻ってくる。セッションIPAを水筒に入れて持ち歩きたい。大衆酒場が好き。
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